【知識】「あくび」はなぜ出る? 疲れた脳を刺激するため?

 

「あくび(欠伸)」は、疲れているときなどに身体が休息を求めて出る生理現象です。
 
 

あくびの正体については、様々な説明がなされていますが、

実はまだ定説と言えるものはないそうです!

 
 

あくびは一種の深呼吸のようなもので、疲労などで血中の酸素が不足しているときに

あくびによって空気を吸い込むことで、酸素を補給しているという説が有力だったのですが、

 
この考え方は現在では否定されています。

 
 

あくびをしても、体内に取り入れられる空気の量は通常の呼吸と比べてさほど多くなく、

血中の酸素濃度も実際には上昇しないことが実験で分かったためです。

 

スポンサーリンク


 

諸説あるなかで、現在有力なのは、
 

「脳を刺激するため」という説です。

 
 
眠気や退屈感があくびを誘うのは、脳の働きが鈍くなってきた証拠で、

空気を深く吸い込み、新しい酸素をたくさん補給して脳の活動を活発にさせるといいます。
 

そして口を大きく開けることで顔の筋肉が伸縮して、さらに脳を刺激します。

腕や脚を大きく伸ばす動作にも同じ効果が考えられます。

 

たとえばストレスなどで過度に緊張したときにも、あくびが出やすいですよね。

これは、緊張をゆるめることで覚醒を促す行動と考えられます。
 
 

そのほか、

「体温調節をするため」という説もあるようです。
 
 

脳は人間の体のなかでもエネルギー消費が多く、熱をたくさん排出する器官であるため、
 

その脳の一部が過熱して働きが低下しそうになると、

あくびをして冷たい血液を脳に送り込んで冷やしているのではないかというのです。

 

ある研究では、気温が体内温度を超えるような環境では、人はあまりあくびをしないという事が報告されており、

あくびに体温調節の役割があるという理論を裏付けています。

 

また、氷などで頭を冷やした人の方が、あくびが出にくくなるという実験結果も出ています。

 

スポンサーリンク


 

このように、疲労から酸素不足まで、さまざまな理由付けが科学者によってなされてきましたが、

詳細な調査を行った者は誰もおらず、

あくびが発生する原因や生物学的意義は、実は現時点では未解明のままなのだそうです!

健康, 知識

Posted by mg